09/11/05 01:15:45 t0SQdYb7O
続。
「ウオッカでカンパイしよう。」
勝己の言葉が現実になった。違う意味で。
「すまない。俺があんな事を言ったばっかりに。豊ちゃん、まさか完敗しようって思ったんじゃ…。」
罪の意識からか深く項垂れる勝己。
豊は無言のまま勝己の肩を抱き、ベッドへといざなった。
仰向けに寝かせた勝己に跨る豊。やがて勝己の引き締まった上半身が露になる。
勝己は大の字になって目を閉じた。君の気の済むようにやったらいい、そう覚悟を決めたのだ。
豊は勝己の腰から上を隈なく愛撫する。完璧なシックスパックが更に豊を興奮させた。
下腹部よりもっと下に手を這わせると、熱くて硬いのがジーンズの上からでもはっきりと解る。
既に膨張していた豊は何故か急に饒舌になった。
「僕ね、昨年の有馬の実況をソラで言えるんだよ。」
「……。」
「めっちゃ好きなフレーズがあるんだけど!
『さあ4コーナーのカーブに差し掛かった。内ラチ沿い!』 の次。憶えてる?」
「いや。」
「これが堪らなくいいんだよね。 『さあ、しごいてしごいて、安藤勝己!』 」
「君って奴は…。」
勝己はニヤッとして態勢を整えると、取り敢えず一度豊を昇天させる。
今度は豊が暴れん坊になって、勝己の暴れん棒を将軍にしてみせた。
「良かったよ。勝己さん…。」
「俺もだ。死ぬかと思ったけどな(笑)。」
「そろそろ一息入れよっか?」
「ああ。」