09/10/31 20:10:01 RAlU4KAIO
ゆっくりとたばこの煙をはきだすアンカツの鍛えられた背中を憎憎しげにみつめる男。
「今日はほんとに凄かったね。ゴール前の追い比べ。俺が勝ったと思ったんだけど。
君も中々、しぶといんだね。」
「・・・・・・・。」
「ゴール前の追い比べもだけど・・・。」
たばこを灰皿の中でもみ消すとおもむろにアンカツは振り返った。
「いいかげんに話さないか。俺もこんなことはしたくなかったんだ・・・。」
ベットの中で動かない男をアンカツは見下ろした。
「レースでは負けたけど・・・」
アンカツは物言わぬ男のそのくちびるをそっと指でなぞった。
アンカツの指は意外にも細く長かった。
くちびるをなぞった指は少しずつ下のほうへ移動していく。
男の胸元へたどりついた指がなにかを探るように動いた。
「う・・・・・」
一瞬、男が声をあげた。その声に満足したのかアンカツは指をはなした。
「俺の勝ちだ!」
アンカツは満足そうに微笑んだ。
男がアンカツをにらんだと同時にサイドテーブルにおいてある携帯が音をたてた。
腐女子です。
すいません。