09/08/05 21:00:48 GMtEw9dj0
◇空間で作る作品
倉元:ウオッカも素晴らしいですよ。胸前の筋肉がまるで男馬のようで、あんな牝馬は
見たことがないですね。それにウオッカは、調子の良し悪しが分かりやすいんです。
赤見:というと??
倉元:パドックでクビを下げて外側を歩いている時は、調子がいいんですよ。これ、馬券の
ヒントになりますかね(笑)。パドックで写真を撮ると、馬を見る目は間違いなく養われると
思います。パドックでは僕らは馬より低い視点から撮っているので、テレビでは映らない
おなかの部分や爪も見ているんですよ
(中略)
赤見:こうやって見ているとカメラマンの方は素晴らしいシーンを間近でたくさん見られてこられてるんですね。
倉元:そうですね。たくさんの名馬を撮ってきましたが、強い馬の走りは、なんというか…直線で風が来るんです。
赤見:風?
倉元:ええ。ナリタブライアンやアグネスタキオンは、直線に入ってくると、サワサワサワって。そういう感覚が
あるんです。ウオッカの安田記念も、あれだけ前が壁になったのに、それでも「来るな」って。
赤見:強い馬のオーラというか…。
倉元:そうです。どういう表現が適しているのか難しいですけど、強い馬ほどそういうのを感じます。
(競馬総合CH おじゃ馬します!ホースマンに聞きました「カメラマン倉元一浩インタビュー」より)