09/05/30 21:20:19 UPgGmi7S0
優駿1月号
古井由吉
トウカイテイオーは、すくなくとも天皇賞の時よりは良い。
ジャパンカップの記事
松元省一調教師
秋の天皇賞は熱発で調整過程に誤算が生じたりしたこともあって、万全の体調ではありませんでした。
だからあの敗戦自体はそう尾を引くほどのものではなかったんですよ。
ただ、今回の調教の動きを見る限りでは、ダービーに買った当時のしなやかさが見受けられないな
という気持ちはありました。それとともに、今年は実戦でなかなかいい結果が出ていませんでしたからね。
日本馬だけならば格好はつけてくれるだろうと思ってみても、今回は世界の超一流馬が参戦するハイレベルの戦いになるのは
間違いなく、このメンバーの中に入って勝てるというほどの自身はありませんでした。だから先頭でゴールへ入った時は
夢をみているような気持ちでした。ダービーの時は勝たなくてはいけないと思っていたので、責任を果たせてホッとしたのを記憶
していますが、今回の心境を一言でいうなら感無量ですね。人馬ともによくやってくれたという気持ちでいっぱいです。
岡部幸雄騎手
休み明けの天皇賞は馬自信が気負ってしまいました。あの”超”ハイペースを引っ掛かり気味に先行してしまったとはいえ、
7着という不本意な結果でしたからね。雪辱というか、トウカイテイオーの能力だけは出し切りたいと思っていました。
その点、今回はリラックスしていたのが何よりでしたね。
1コーナーまで、あまり馬群に接近せずに気持ちよく走らせることができました。その上、ペースは速すぎず遅すぎず、
前へ行く馬が何馬かいましたから、理想的なポジションがとれましたね。その後もスムーズに直線入口まで来れたし、
手応えは十分にありました。内ラチ沿いを走っていたナチュラリズムが粘りそうだったので、万全を期して馬体を併せにいったんです。
なかなか交わせなくてヒヤヒヤしましたが、最後はテイオー自身の闘志に火がついて、競り勝つことができました。
まだ物足りないところも残っていますが、今回は満点のレースだったと思います。