09/05/19 18:37:28 uPaP8alS0
仮に92当時、現在のような競馬マスコミの活動があったり、また主力馬の主要レース回避が頻繁であったなら?
テイオーは92の有馬を回避していたか、もしくは不安説が流れて馬券を買ってしまう人も少なかったと思われる。
実際、不安説はかなりあったし、11月から12月への出走で、大幅な体重減など明かに好調と言えなかった。
競馬専門誌を買うには駅で取り置きにしないと買えないとか、現在とまったく情報環境が違ったため、お祭り騒ぎのスポーツ紙のみで買ってる人が多かったためだ。
現在なら、有馬記念1番人気馬がこれほど軽めの調整でいいのか?とかいう疑問が噴出し、当日それで-体重であったなら、1番人気さえ譲るのではなかろうか?
テイオーの場合は前出の前走JCでさえ、ほとんど追い切りパスという、好走できるわけない体調・状況で激走している。
一般的には、さらにもう一丁などあるわけないのだが、この板でも『1年ぶりでも不利にならない馬』とかが再々あるように『テイオーは追い切りできなくても走れる馬』とか...
へんな魔法でも使えるかのような論とか出そうだが、スローペース確実の少頭数戦とかならイザ知らず、JCとか有馬記念とかをそんな状態で勝ち負けしてくる馬など有り得ない。
基礎能力『テイオーの場合は力走状態に入らなくても、消耗せず追走できるスピードと折り合い能力』が『他馬のかなり消耗を要する追走状態』とあまり変わりが無いから起こりえる現実である。
元々テイオーは調教量が他馬に比べて圧倒的に不足している馬なので、『G2はスピード差で圧勝して、G1は意外と踏ん張りきれず取りこぼす』こういったタイプに類するのだ。
テイオーの制したJC・有馬は、共に歴代の中でもかなりハイレベルな方に分類されるが、それでさえ、マックスとは言えない状態で出走しての勝利。
テイオーが3年間維持した走力は、その潜在能力と比べれば半分も発揮できれば良い方という環境だったが、その半分の能力まででさえ、3年以上維持できた馬が果たして?存在していたか?