09/05/08 15:52:57 Q8TRrw1x0
(日刊スポーツ)
ベンチでくつろぐ横山典騎手を発見。さっそくパートナーのレッドスパーダについて聞いてみた。
(記者)「栗東はいつものG1と比べて少し控えめなムードさえ感じます。今回も美浦から勝ち馬が出るんじゃないですか?」
(横山典)「ハハハ。そんな時の関西馬が1番怖いんだよ(笑)。人間が極度に期待して力むと馬が思い通りに走らねえってこと多いだろう?
走る馬ってのはさ、毎度、人間が思う以上に走る。未完成の3歳なら、なおさらだよ。
それに客観的に見ている俺の方が的を射ている場合だってある。俺から見て、栗東の対戦相手にはかなり強いのがいるよ」
(記者)「ちなみにステップレースでレベルが高かったのは?」
(横山典)「毎日杯だよ。折り合い、切れ味といった部分を見ても、内容が1番濃い。それに今回は、あのレースみたいな流れになるかもしれない」
(記者)「・・・(おいおい、毎日杯組って2頭しかいないじゃねえか!)。でも実際、美浦には実績馬が揃っています。私の思う怖い1頭がレッドなんですけど」
(横山典)「確かに。いろいろ有力馬がいるけど、俺のも(レッドスパーダ)一級品の素材。これは間違いない。
ウッドやポリトラックの調教では超抜の走りをする。ただ、本番でその走りができないんだよ」
(記者)「それは気性の問題?」
(横山典)「それしかない。俺も調教でいろいろと工夫しているんだけど、何で調教の走りができないの? と歯がゆい思いがする」
(記者)「もったいないですね」
(横山典)「長距離レースだと、1周目のゴール板を見て終わりだ、と勘違いする馬っているんだよ。それをうまく騙してコントロールすることはできる。
ただ彼(レッドスパーダ)の場合は自分で目覚めないとダメ。いくら人間が騙して走らせようとしても動かないはず」
(記者)「なら、今回は?」
(横山典)「今回、目覚めてくれたとする。そしたら、何とか頑張れるんじゃないか・・・とは思う」