09/04/24 10:25:46 aTPsCARO0
たぶん厩舎も急仕上げの危惧を感じていたはず。だからそれを補うべく坂路で17日（金）に１Ｆを14秒８、翌日の土曜には43秒３－28秒7－14秒３の前日追いをかけた。ロジＵの履歴にかつてないことである。
前日追いは念には念を入れたのか、反対に不足を補ったのか解釈一つで180度違ってくる。今回は後者というほかない。
さらに一番の失敗は弥生賞後、社台の山元トレセンに短期放牧に出したこと。なぜ目の行き届く厩舎において調整しなかったのか。大いに悔いは残ったはず。
社台生産馬が社台のトレセンに帰ることはごく自然に見えても、失礼ながらオーナーの久米田氏は社台Ｆにとって上得意の顧客とはいえまい。
また、生まれながら脚に欠陥をもつロジユニヴァースは堂々と競りにかけられる馬でもない。金額はわからないが、たとえば「1000万でこの中からどれを持って行かれても構わないですよ」という売られ方をする馬もいる。
社台にとって億の高馬が競り落とされる中、言わば十把一絡げのバーゲンホースが走ってしまうのは必ずしも歓迎できる話ではあるまい。その社台のトレセンに短期放牧。昨日の友が今日の敵であったりするのが勝負の世界でもある。
それでもロジユニヴァースは、このあと放牧に出さないことを条件にダービーでは◎を打つつもり。皐月で○ないし▲は当初からの予定。総合力は今でもロジＵが一番。ダービーはスピードや瞬発力やはたまた器用さを問う一戦ではない。
その総合力が問われるのが大箱2400のダービーである。（清水 成駿）