09/03/11 21:03:31 AoiyVtj50
競馬総合CHの「ホソジュンのステッキなお話」が今月で終了ということで
もう一度読みたいインタビューで2005年当時の角居さんの話が出てたのでちょいと抜粋
今に繋がってて興味深いです
細江:ハットトリックなど、角居厩舎の馬は3走目によくいい結果を出してるように感じるんです。
なんというか、前2走のレースを通じて馬を仕上げているというか…。
角居:そうですね。ウチの厩舎では強い調教をしませんから、レースで仕上げていくしかありません。
でも1回のレースは100回の調教より優る」と思っています。調教は何回走らせても調教でしか
ありません。レースのように、他馬がいて思うように走れないというわけでもないですからね。
細江:たしかに、調教ではせいぜい2~3頭で、しかも併走ですもんね。
角居:そうなんですよね。実戦に出れば、走るために必要な心臓や肺、筋肉が出来上がる。
レースのあとは、痛んだ筋肉が回復するまでの2、3日は軽めの調教をします。それを
2回繰り返すと、体と気持ちがキチンとマッチするんです。だから3走目は走りやすい
体になっているというわけです。
細江:なるほどぉ~。では、馬を作っていくなかで、スタッフにはどんなアドバイスをしていますか?
角居:「馬に優しくあって欲しい」と言っています。馬を育てるって、子供を育てるのと同じだと
思うんです。叱って子供をやる気にさせるお父さんもいますが、それはなかなか難しいですね。
ほとんどの子供は怒られたら萎縮してしまいます。
細江:だから、「いつも優しく」なんですね。
角居:はい。でも、厩舎のなかでは甘えさせてもらえても、調教ではピシッっと教育するようには言っています。