09/09/07 00:39:41 VBb/Xw6l0
ベランダから星空を見上げるライトニング。
波の音がかすかに聞こえる。
花火大会のシーズンはもう終わり、夜風はすこし肌寒い。
しかし温泉に入ったばかりの火照った体には心地よかった。
「ライトニング・・・ごめんな」
いつの間にか後ろにいた浴衣姿のオーディンが、ばつの悪そうな顔で話しかける。
「ん・・・うん」
「・・・まさか親方が、あんなに酒癖悪いとは・・・」
結局花火職人の慰安旅行について来たライトニング。
心配していた通り、酔っ払った男共の執拗なセクハラ攻撃を受ける羽目になってしまった。
しかし彼女は、笑顔を絶やさず、暴力も振るわず、
オーディンのために無事に宴会を乗り切ったのだった。
「ん・・・別にいいよ。アンタの為だし」
「埋め合わせは必ずする・・・そうだ、明日どこかつれてって欲しいところはないか?」
「そうね・・・じゃ、秘宝館に行きたい」