09/02/22 22:48:03 0
(中略)
新聞記事を読むとしばしば「欧米に比べ遅れている」「理想にほど遠い」といった表現に出合う。
しかし、ひとつの国がすべてにおいて1番などということはあり得ないし、理想はあくまで理想である。日本はもっと自らの力と可能性に自信を持っていい。
最近、格差と並んで問題化している貧困も同様である。貧困が好ましくないのは言うまでもない。
その上で誤解を恐れず言えば、日本で言われている貧困は、相対的な貧しさであってインドやアフリカで日常的に出合う死と隣り合わせの絶対的な貧困とは貧しさの程度が違う。
日本は今、地方の再生や教育、年金、医療などさまざまな難問に直面するが、さきにNPO法人が行った調査では80%を超す人が「日本が好き」「日本に生まれてよかった」と答えている。
よくいわれるように悲観論者はコップ半分の水を前に「半分しかない」と嘆くが、日本は豊富な技術、恵まれた自然、治安の良さ、新しい時代に向けた知恵など、どれを取ってもコップいっぱいの夢と可能性を持つ国である。
日本人は戦後、物質的豊かさを求めすぎたきらいがある。今こそ悲観論と決別し明るい日本を目指すべきである。それが精神的な豊かさにつながり、世界に貢献する道でもある。
迷走する政治を除けば、日本はそれに十分ふさわしい国である。(ささかわ ようへい)』
※参考:日本の貧困の話 URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)