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日本財団会長・笹川陽平 悲観論と決別し明るい日本を
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≪世界に貢献できる地力≫
日々、新聞を読みながら時にイラ立ちを覚えることがある。日本の現状、将来を暗く悲観的にとらえる記事が多すぎるからだ。
世界同時不況の影響は大きく、日本に問題がないなどとは言わないが、世界を広く回ってみて、これほど素晴らしい国はない。
金融危機の中で「円」に対する信頼は高く、日本が果たすべき役割も多い。
悲観ばかりしていたのでは、できることもできなくなる。世界が大きく変わろうとしている今、自虐的な悲観主義との決別こそ必要である。
「景気悪化」「雇用危機」「生活破壊」-米国発の金融危機以来、新聞紙面には連日こんな言葉が並ぶ。
確かに各国の経済、金融が密接に結び付くグローバル化の時代にあって、日本だけが不況と無縁ということはあり得ない。
金融危機が表面化する直前の昨年夏、1万2000円台だった日経平均株価は8000円台に落ち込んでいる。
経済には不案内だが、輸出依存型の日本経済に対する不況の影響を懸念してのことであろう。
しかし、その一方で1ドル=110円前後だった為替レートは90円前後まで急騰、ユーロなど他の通貨との関係でも円の独歩高が続いている。
日本の金融システム、経済に対する高い信頼と期待があるのは間違いない。
その日本は1990年代、バブルの崩壊で深刻な金融危機に直面した。
世界に拡散した今回の金融危機とは規模、質とも違うとはいえ、日本が世界の金融システムの安定に貢献できる範囲は広い。