09/09/18 15:57:06 JHdor4Fj
>>426
太田亮『家系系図の研究』 P23-P24
2 家系と血系
このように、自己の受けたいわゆる血液の調査は数代以前にさえ、さかのぼることは
いかに立派な家でも不可能であろう。むしろ上代日本に活動して子孫を残しえた人は、
すべて自己の祖先であると想像している方がよかろう。したがって普通系図研究で調
査するのは、このうちの限られた人で、次の二者に帰するといってよい。
1、家の祖先、
2、男系の祖先、
前者を家系といい、後者を血系というのである。わが国は近世養子ということが盛ん
であったから、皇室を除けば、家系と血系と一致する家がきわめて少ない。五摂家、清
華の諸家さえもしばしば養子をしたから、家系と血系とは非常に違っている。また徳川
家も直系は早く絶えて、紀州と水戸から跡をついでいる。
-----------------------
家と血統が一致する家はほとんどない。
一致すているのは、それこそ天皇家ぐらいなもの。
五摂家や清華家ですら養子を頻繁に迎えているんだから。