09/02/11 22:37:13 WqVpnbPW
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【【【沈みゆく岐阜】】】
ある在住ブロガーが見た岐阜の惨状
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JR岐阜駅周辺は酷いものでした。
北側は繊維問屋街。昼でも薄暗くシャッターが降りている店舗が多い。人通りもまばら。
南側は有名な「金津園」。ソープランド街です。
県都の中心駅の南側がソープランド街!! 転勤で岐阜にきたときはショックでした。
JR岐阜駅からJR名古屋駅の新快速で19分です。近いです。あまりにも近い。
「名古屋支店からJRで岐阜駅へ→駅周辺の契約駐車場にとめた社用車で県内へ営業」というパターンが増えているとのこと。 岐阜支店は名古屋支店へ統合です。
つまり岐阜市は県都であるにもかかわらず、拠点性を失いつつあるのです。
もともと、岐阜は名古屋依存の強い地域。 「岐阜は名古屋の植民地」なんて本がベストセラーになったこともあります。
岐阜新聞よりは中日新聞
岐阜放送よりは東海テレビ
岐阜放送よりはCBCラジオ
十六銀行よりは東海銀行
JRが新快速を走らせ、岐阜名古屋間を19分で結ぶことにより、名古屋依存がさらに加速。
拠点性を奪われることになりました。職場は岐阜から名古屋へシフトしてしまったのです。
美川憲一の唄にも歌われた「柳ケ瀬」はどんどん寂れていき、中心市街からは商業施設の撤退が相次ぎました。
ダイエー、近鉄百貨店、パルコ、新岐阜百貨店、センサー・・・・すべて今はありません。
いままで、中心市街に来ていた客はどこへ行ったのか? 職場同様、名古屋です。
岐阜名古屋間は道路の規格もよく、30分程度で名古屋駅周辺までいけます。
あとは岐阜市周辺にある巨大SCです。マーサ、カラフルタウン、リバーサイドモール、モレラ岐阜、と 供給過剰が心配されているほど揃っています。
私鉄(=名鉄)も苦戦しています。 名鉄は岐阜市周辺にあった3路線(路面電車)を廃線にしました。
つまり車がないと人口40万人の岐阜市においても生活ができにくくなったのです。
旧中心市街の渋滞はひどく、駐車場代も発生します。 どんどん旧中心市街から客足は遠のいていきました。
つまり岐阜市はオフィスや商業施設という都市の拠点性が流出しているのです。
いままでは、県都として拠点性を高めるために必死でした。岐阜市も岐阜県も。
岐阜県の悪名高い「ハコ物行政」は「拠点性」を維持しようとする施策の表れだったのです。
しかしその結果は・・・・・・・名古屋のベッドタウン化。
岐阜市のライバルは名古屋からベッドタウンの春日井市や一宮市に移っていくのではないか、またベッドタウン化を前提とした街づくりが必要ではないのでしょうか。