09/07/01 13:17:46 xmMGIcVS
国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2009年分の路線価(1月1日現在)を
公表した。全国約37万地点の標準宅地の平均路線価は、昨年まで3年連続で上昇してきた
が、今年は下落。金融危機や景気の悪化を背景に、昨年の10.0%上昇から一転、5.5%
下落し1平方メートル当たり13万7000円となった。
圏域別では、3年連続で上昇していた3大都市圏でいずれも昨年の高い伸びから下落に
転じ、東京圏が6.5%、大阪圏が3.4%、名古屋圏で6.3%のマイナスとなった。2年連続
で横ばいだった地方圏でも3.8%下落しており、大都市圏での落ち込みが目立った。
都道府県別の平均路線価は、東京が62万4000円と最も高く、次いで大阪府の19万
3000円、神奈川県の17万3000円の順。最も低かったのは青森、山形両県の3万円
だった。
昨年は14都道府県で上昇、5県で横ばいで、下落率が5%未満だったのは26県、
5%以上だったのが2県だった。
今年は全都道府県で軒並み下落。5%未満だったのは38府県となり、5%以上となった
のも9都道県に拡大した。中でも福岡、東京、岩手の下落率が大きく、それぞれ8.6%、
7.4%、7.3%だった。
下落率が縮小したのは徳島、香川両県のみで、同率だったのは栃木、山梨、和歌山、
長崎、宮崎の5県だった。
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