09/07/31 02:12:24
マイケル・ジャクソン「幻の日本公演」の舞台裏
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「遅れて悪かった。今、マイケルのサインを取ってきた。これで、ロンドンからの
スタートが決まったぞ」
普段は喜怒哀楽をあまり表さないAEGライブCEO(最高経営責任者)の
ランディー・フィリップスが、珍しく満面の笑みで席についた。
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マイケルが契約している米ソニー・ミュージックの親会社である米国ソニーの経営にも
携わっていたので、AEGの幹部たちから日本やアジアにおける洋楽アーティストの
ツアー規模やマーチャンダイジング(関連物品販売)などの副次権ビジネスについて
平素から意見を求められることが少なくなかった。
「ロンドンが終わったら、次は欧州大陸の番だ。俺がハンブルクで二十回は請け合うし、
南米も出来るぞ」とエブラムが畳み掛けた後、「ところで東京ドームで最大の公演記録を
持っているのは誰だった?」とメグレンが私に訊ねた。「ローリング・ストーンズのスティー
ル・ホイールズ・ツアーの十回、一九九〇年のドーム自社興行の初回だよ」「じゃあ、マイ
ケルは十一回だな。“キング”としては世界で一番が最重要。プリンスがロンドンO2で二
十一回ならマイケルは五十回。東京ドームで今年か来年の十二月頃で十一回取れるか
、至急確認してくれよ」。あっと言う間に、マイケルの東京ドーム十一回興行の話が具体
化したのである。