06/12/10 21:52:13
そう、だからペク先生を廃校に閉じ込めて、最終段階になっても
躊躇するんですよ。躊躇する内に、携帯が鳴って、気がついて...。
だからもし自分だけだったらせっかく１３年かけた復讐も
やめたかもわかんない。でもこの人は自分だけじゃなくて繰り返してた。
なら、もう...
と想像しました。「親切」のアイロニーもあると思うけど、そういうほうが
リアルな気がします。そしてヨンエさんもいろいろ考えたと思います。
パク監督は映画好きでもあるので、映画の作りはすごく心得ているのだと
思います。だから一度見ただけではわかりづらいものの、
何度見ても楽しめるように、特にこのクムジャさんは作り込んであると
感じました。クムジャの舞台は現代でも、語っているナレーションは
未来のジェニーだったり。そして作品を選ぶヨンエさんの感覚も
素晴らしいです。
残念なのは「ラストメッセージ」かな。Wikiでも同年の「春の日は過ぎゆく」
は受賞しているけど、ラスト～は受賞が載ってません。ヨンエさんの
演技が光っているぶん脚本がすこし残念です。