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テレビキー局大ケチケチ作戦 コピー用紙代、弁当代まで節約
人件費の削減は、局員ばかりに向いているわけではない。
金のかかる大物タレントは、もちろん切られつつある。みのもんたさんが、
2009年4月の番組改編で、日本テレビ系「おもいッきりイイ!! テレビ」など
2番組を降板したなどの例だ。
しかし、民放関係者によると、目立たないところで、「派遣切り」のような
人員削減が行われているというのだ。
それは、例えば、芸能プロ派遣などのフリーアナウンサーを契約解除して、局アナを
使うという流れだ。テレビ朝日系「やじうまプラス」では、お天気お姉さんとして
活躍していた同じ事務所所属のフリーアナ3人が全員、この改編期で契約解除になった。
テレビ朝日の番組担当者は、「番組のリニューアルのためです。代わりに局内の人を
使うことになっています」と説明する。
民放関係者によると、テレ朝に限らず、フリーアナは切られる方向で、この関係者は
「その代わりに、正社員の局員の負担が増えています」と明かす。
こうしたコスト削減策が、番組の内容にも影響している。
ロケ費用などがかかるドラマより、局アナで済む情報番組に替えたり、
深夜の通販番組を増やしたり。関係者からは、番組制作費を削ったことで、その媒体価値が下がり、
ますますテレビ離れが進むとの懸念の声が上がっている。
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