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膵臓がんに抗がん剤と超音波の「二重攻撃」治療
2017年03月29日 15時37分
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
抗がん剤と超音波の二重攻撃で難治性がんを死滅させることを目指す新しい治療法を、東京女子医科大学の村垣善浩教授(先端工学外科学)らの研究チームが開発した。
手術ができない膵臓すいぞうがん患者15人を対象に安全性を確認する臨床研究を、東京医科大学消化器内科で4月にも始める。
新治療では、超音波に反応して、がん細胞に毒となる活性酸素を発生させる抗がん剤を使用。この薬を微粒子で包み、がん細胞に集まるように加工した上で患者に注射する。24時間後に超音波を数回、病巣に集中して照射。活性酸素によるがんの死滅を狙う。
病巣をピンポイントで攻撃できるため、正常細胞へのダメージを抑えることが期待される。動物実験では、通常の治療に比べて少ない抗がん剤でがんの成長を止める効果があり、重い副作用もないことを確認したという。