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旧日南市長を務めた河野礼三郎氏（故人）の長男でコンサルタント会社社長の新人、河野誠氏（５９）が、４月９日告示、１６日投開票の日南市長選に立候補する意向を固めた。市長選には現職の崎田恭平氏（３７）が再選を目指して出馬すると表明しており、無投票と目されていたが、一転、選挙戦の見通しになった。
立候補予定者説明会が１６日、市役所で開かれ、崎田氏、河野氏の２陣営の関係者が出席した。
河野氏は日南市出身で、現在は千葉市在住。読売新聞の取材に対し、崎田市長が無料通話アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」で２０歳代の女性職員に宛てた個人的なメッセージを市職員約５０人に誤送信したことが２月に明らかになった後、立候補を決意したことを明らかにした。
河野氏は「誤送信問題で日南が全国の笑いものになった。現職を当選させていいのか、選挙で有権者の判断を仰ぎたい」と語った。近く記者会見を開き、正式に出馬表明するという。
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