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学校法人「森友学園」（大阪市）の小学校校舎の建築を巡り、石井啓一国土交通相は17日、
閣議後の記者会見で、同学園が国交省に提出していた校舎の建築補助金の申請を取り下げたことを明らかにした。学園側は「小学校の設置認可申請を取り下げたため」などと説明。同省は補助金適正化法に基づき、同学園に補助金の返還を求める。
国交省によると、補助金の申請代理人を務める設計事務所から16日付で記入された取り下げの文書がメールで届いた。
同省がすでに支払った補助金約5600万円の返還意向についての記載はないという。
国交省は2015年９月に小学校校舎の建築補助金として約6200万円の交付を決定。
同省は未払い分の約600万円については交付取り消しの手続きを進める。
校舎の建築を巡っては、設計事務所が国交省に対し「建築費約15億５千万円で契約したものの
、国交省には約23億８千万円の契約書を提出した」と説明。同事務所は「見積もり漏れや、
学園側の意向で費用を増額した」としており、同省が増額の内訳などを調べている。
配信 2017/3/17 11:04
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