17/03/02 15:32:21.35 CAP_USER9.net
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原発事故で広がった放射性物質を取り除く除染事業をめぐって、環境省の
福島県内にある出先機関の56歳の職員が、下請けとして参入させる便宜を
図った見返りに富山県の業者から数十万円分の飲食などの接待を受けた
として、福島県警と警視庁は職員を収賄の疑いで逮捕しました。
収賄の疑いで逮捕されたのは、環境省福島環境再生事務所の福島県
南相馬市にある支所に勤務する専門官、鈴木雄二容疑者(56)で、
富山県高岡市にある土木建築会社、「大開工業」の元社長、
小杉幹雄容疑者(63)が贈賄の疑いで逮捕されました。
福島県警と警視庁の調べによりますと、鈴木専門官は、全域が原発事故の
避難指示区域に指定されている福島県浪江町で、平成27年度に行われた
国が発注する除染事業をめぐって、大開工業を下請けとして参入させる
便宜を図った見返りに、小杉元社長から、キャバクラで飲食するなどの
数十万円分の接待を受けた疑いが持たれています。
環境省は、原発事故の影響で広範囲に広がった放射性物質を取り除く
除染など復興関連の業務を行うために、民間の経験者などを任期つき
職員として採用していて、警察によりますと、鈴木専門官もその1人として
採用され、除染事業の発注業務などを担当していたということです。
警察は接待の経緯などについて調べを進めることにしています。
支所は原発事故後に除染事業のため新設
環境省によりますと、鈴木雄二容疑者(56)は、民間企業に勤めたあと、
環境省福島環境再生事務所の福島県南相馬市にある支所で3年間の
任期付き職員として勤務しています。
この支所は6年前に起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、
環境省が福島県の除染を担当したことから新たに設けられ、支所長のほか、
官公庁や企業を退職して再就職した任期付きの職員など合わせて
およそ40人が勤務しています。