【教育】教育勅語は悪いものではない ★4at NEWSPLUS
【教育】教育勅語は悪いものではない ★4 - 暇つぶし2ch931:法の支配・・・
17/03/02 01:32:43.76 EnWiaLIX0.net
 
(>>879の続き)

・・・“米国憲法”による“立憲主義”の遵守及び“法=コモン・ロー”または“憲法”による“生命(身体の安全)、私有財産、自由”の擁護を基本原理とする点で全く共通である。

 また、“法=コモン・ローまたは憲法”に擁護されて成立する“国民の自由”は必然的に“法=コモン・ローまたは憲法”を遵守する義務(=道徳/正義/名誉)を伴なうこととなる。

 よってバーク保守主義及びハミルトン保守主義が掲げる“自由”とは“道徳”と「1枚のコインの裏表となり、切り離すことはできない関係」である。
 つまり、道徳を背中に背負っていない「自由」は、正しい“自由”とは言わない。この点は非常に重要であるからしっかり認識していただきたい。

また、エドワード・コークによれば、「個々の国に特有のそして是認されている“慣習”は最も拘束力のある“法=コモン・ロー”」であるから“慣習を遵守すべき”と説く。

バーク保守主義やハミルトン保守主義は「人間の理性の不完全」を前提とするから、
その国家の過去の祖先から世襲(相続)されてきた“法=コモン・ロー(慣習を含む)”や“憲法”などを遵守する“道徳・正義・名誉”を基準とする以外に方法はないとする。

 少し脱線したが、私がここで言いたいことは、“真正の保守主義”とは以上に述べたバーク/ハミルトン保守主義の系譜上にあるものである。

 その“真正の保守主義”の炯眼から見る、「対米英戦争」とは、日本国政府及び帝国陸海軍がマルクス・レーニン主義に洗脳され、日本国の“法の支配・立憲主義”を崩壊させ、日本国民の正しい“道徳を伴なう自由”を
完全に封殺して全体主義国家の仲間入りをし、“真正の保守主義”を継承する英国及び米国に対して牙をむいた戦争であるから、「いかなる理由をこじつけようとも正当化される戦争ではなかった」ということである。

 逆に言えば、大東亜戦争を「植民地解放であったから正当である」との暴論をなす、日本の「保守主義者」とは「保守主義の仮面をかぶった共産主義者である」ということになる。

 また、「嫌米保守」なる保守主義?があるが、「英米生まれの思想である保守主義の立場はとるが、米国は嫌い?で英国は好き?」あるいは、「現在の、英米はともに嫌いだが、17,18世紀の英米は好き?」

 少なくとも、英米嫌いな人間が英米生まれの「conservatism」を自分の思想の名称として名乗るのは矛盾であろう。英米生まれのバーク/ハミルトン保守思想を支柱にせずして、己の保守主義をどう定義するのだろうか?

 バーク/ハミルトン保守主義を理解する“真正保守主義者”は決して大東亜戦争を正当な戦争とみなさないし、みなすことなど上記の“保守主義の原理”からして不可能である。

 真正の保守主義を学びたい者は中川八洋氏の著作群を読みつくせば、それで充分というわけではないが、少なくとも必要は満たされる(真正の保守主義が何たるかは確実に解る)。

 他の自称・保守主義者の著作は読む必要性がほとんど無い。私の経験では他の保守主義者のどんな著作を読んでも「保守主義とはそもそも何か」が明確に解る(=定義されている)著作は皆無である。

 私は、逆にこのブログを読んでくれている読者の中で、「保守主義とはそもそも何か」を明確に定義した、中川八洋先生以外の日本の保守主義者の著作を知っているならぜひ教えてほしい。

 教えてもらえば、直ぐに私も読んでみたい。私の読書の幅がまた広がるからである。ただし、単純な「対米戦争肯定論」や「天皇崇拝論」のごとき著作は、あまり読まないし、好きでない。

 保守主義の本質は「判断する論理(明確な基準)」の中にこそ、存在するである。
 例えば、明確な論理の無い、単なる天皇崇拝主義などは、上杉真吉の「見せかけの天皇主権論」の本質がそうであったように「実は極左(全体主義/社会主義)イデオロギーを論理としていた」と批判されても反論できない。
 


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