17/02/09 09:17:41.42 CAP_USER9.net
そこからは息をのむような景色や野生のシカ、真新しい境界フェンスを見渡すことができ、いわゆる核の冬が訪れたときにも、自尊心のある大富豪を暖かくしておけるだけの薪を提供できる森がある。
セントラル・オタゴにある総面積4605ヘクタールの不動産「レイク・ハウェア・ステーション」は、ニュージーランドで市場に売りに出されている、自給自足が可能な不動産の1つだ。
近年、数が増えているこれらの物件は一般に、海外の買い手に向けて売り込まれ、一部の評論家によれば、資本主義体制の崩壊に対して防衛策を講じる世界的な超金持ちの間で最新の流行になっている。
「我々のクライアントの約4割が米国人だ。彼らはプライバシーと安全、そして美しい田園風景を求めている」。この物件を扱っているサザビーズ・インターナショナル・リアルテイ・ニュージーランドの営業担当者マット・フィニガン氏はこう言う。「サステナブルな不動産は一般的に、自前の給水設備と電源、食物を育てる設備能力が付いてくる」
米ペイパルの共同創業者のピーター・ティール氏が、正規の手続きを踏まずに秘密裏にニュージーランドの市民権を与えられた92人の申請者に入っていたという先日のニュースは、南太平洋に浮かぶ同国への裕福な移住者流入に世間の注目を集めた。その前には、米ニューヨーカー誌が、世の終末に備える裕福な「サバイバリスト」たちのお気に入りの行き先としてニュージーランドを特定した記事を掲載していた。
「ニュージーランドに家を買うと言うことは、『まばたきをパチパチし、分かっているから、もう何も言わなくていい』といったある種の合図だ」。米リンクトインの共同創業者リード・ホフマン氏は、「超金持ちのための終末に向けた準備」と題した同誌の記事で、こう語っていた。
米国のシンクタンク、インスティテュート・フォー・ニュー・エコノミック・シンキングのロバート・ジョンソン所長は2015年にダボス会議の聴衆に向かって、格差拡大が反乱を引き起こした場合に備え、隠れ家が必要だと考えているために「ニュージーランドなどに滑走路や農園を買っている」ヘッジファンドマネジャーを数人知っていると話していた。
ティール氏は、ワナカ湖に193ヘクタールの土地を持っている。2015年に1450万ニュージーランドドルで購入したものだ。
ニュージーランドに不動産を持つ北米のほかの富豪には、映画監督のジェームズ・キャメロン氏や、ヘッジファンド界の大物のジュリアン・ロバートソン氏、シリコンバレーのビッグデータ企業インフレクションの共同創業者で、2012年に1億オーストラリアドルでアーカイブズ・ドット・コムを売却したマシューおよびブライアンのモナハン兄弟などがいる。
元石油王のミハイル・ヒミチ氏を含むロシアの富豪数人も、ニュージーランドに不動産を所有している。
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