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【ニューヨーク=共同】国連のアダマ・ディエン事務総長特別顧問は七日、内戦が続く南スーダンで「大虐殺が起きる恐れが常に存在する」と警告する声明を改めて発表した。
昨年十一月にもジェノサイド(民族大虐殺)に発展する可能性を示しており、危険な状況は続いているとみられる。
声明でディエン氏は、キール大統領は暴力の停止と平和をもたらすと約束しているが、国内では戦闘が継続していると批判。
市民の殺害や性的暴力も続いており、一月だけで国民五万二千人以上が隣国ウガンダに避難したとしている。
国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊の宿営地がある首都ジュバの南約百キロに位置する町について「深刻な治安状況だが、PKO部隊が移動を制限され、現地入りできない」と懸念を示した。
東京新聞 2017年2月8日 夕刊
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