17/02/05 23:22:23.01 CAP_USER9.net
選挙戦最終日の最後の街頭演説で、おおとりを飾ったのは、候補の石川雅己氏ではなく、やはり小池百合子都知事だった。
「東京大改革のために一緒に歩みたい」。聴衆の輪が一気に広がり無数のスマートフォンのカメラが向く。
「(盛り上げ方が)やっぱりうまい。全然違う」。敵情視察で訪れた自民都連関係者は諦め顔で漏らした。
産経新聞の出口調査によると、自民支持層の60%以上が石川氏に流れた。
陣営は「小池さんとはウィンウィンの関係。当選の『結果』をもらい、小池さんに都議選への勢いという『成果』を渡す」と強調した。
小池氏は7月の都議選で地域政党「都民ファーストの会」の公認候補と公明など支持勢力で過半数確保を目指している。
そこで、対抗勢力の自民都連の力をそぎ落とす“舞台装置”としたのが自民重鎮である内田茂都議のおひざ元で行われる今回の区長選だった。
小池氏は都議会への揺さぶりを強めている。自民を飛び出し新会派「新風自民党」を立ち上げた都議3人と連携を表明、
ポスター用に一緒に撮影したほか、歴代知事が重視しなかった少数会派の新年会にも顔を見せた。
最近は側近の野田数特別秘書が多摩地域の複数の首長と面会を重ね、「自民から離れるよう働きかけている」(自民幹部)と動きを活発化させている。
小池氏側の世論調査では都民ファーストの会が第一党をうかがうデータが得られたとされる。
勢いを背景に都議会自民の「刷新」を掲げて勉強会を立ち上げた古参の自民都議は
「小池氏の東京大改革に大賛成。同じ志の自民都議は6人以上に増える」と語る。
一方、小池氏支持を表明した民進都連からは元都議2人が離党届を出し、近く都民ファーストの会の公認候補に決まる予定だ。
小池氏を軸に都議選は既に動き出している。
URLリンク(www.sankei.com)