17/02/03 00:47:29.94 CAP_USER9.net
トランプ米大統領が春節(旧正月)に在米華人への祝賀メッセージを発表せず、慣例を破ったとして、「中国軽視」を疑う声が中国国内で挙がっている。
トランプ氏の大統領就任後、中国首脳とは電話協議も今なお行われておらず、米中間の“すきま風”を象徴する事態といえそうだ。
「トランプ氏が新年のあいさつを“忘れた”のはどういう意図があるのか」。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報が運営するサイトは1日、クリントン元大統領以降、十数年にわたり続いてきた中国系住民への祝意の表明がなかったことに不満を示した。
記事は、歴代大統領の祝賀あいさつが「米国上層部の対中関係重視を示していた」と指摘。
トランプ氏の施策には多元化と寛容性がうかがえず、「権勢や利益に走っている」と批判した。
中国のネット上には「多くの中国系住民がトランプ氏に投票したのに」との書き込みもある。
ちなみに安倍晋三首相は1月27日、中国語版の首相官邸サイトで「日本各界の華人、華僑の友人たち」への春節のあいさつを公表した。
現実の米中関係もギクシャクしている。トランプ氏は大統領就任後、日露独仏などの首脳と電話協議しているが、中国とは行っていない。
米側が台湾問題や南シナ海問題、二国間貿易をめぐって対中強硬姿勢を隠さない中、会談や協議でメンツを失う事態を避けたい習近平政権は慎重さをみせる。
中国国際問題研究院の滕建群・米国研究所所長は「習国家主席は可能な限り早く、トランプ氏との個人的な関係を築きたいと願っている」とし、
中国外務省は調整に力を注いでいるとしつつ、「中国は忍耐強く機が熟すのを待つ。ただ会うためでなく一定の成果が必要だ」と語っている。
URLリンク(www.sankei.com)