16/12/25 22:24:56.35 CAP_USER9.net
学校卒業時にバブル崩壊後の就職氷河期に直面し、非正規雇用で働き続けたり、転職を繰り返したりした人たちがそろそろ40代になります。
結婚せず、実家で暮らしている人も多いでしょう。元気な親はいずれ老い、自分も年を取ります。10年後、彼らが50代になった時にいったい何が起きるのか。
そのことを想像させるケースを紹介します。【NPO法人ほっとプラス代表理事・藤田孝典】
◇母親の年金なしでは暮らせない50代男性から電話
ある日の午後、1本の電話がかかってきました。「今朝がた、母が亡くなったんですが、どうすればいいか分からなくて……」という内容でした。
電話してきたのは埼玉県内の53歳の男性。朝起きたら、同居の母親(87)が亡くなっていたというのです。
「今ご遺体はどこにあるんですか?」「隣に……」「お金あります?」「はい、母の貯金が少しぐらいは……」
「じゃあ、まずは警察を呼んで、そのあと葬祭業者さんを呼んで、ちゃんと手続きをして、お母さんを見送ってあげましょうよ」
「あ、そうですよね」--そこまで話して、男性はようやく現実に戻った様子でした。
男性の話をまとめると、以下のような状況でした。
亡くなった母親は学校の先生をしていて、離婚したあとずっと息子と2人暮らしでした。
いっときは校長も務めたキャリア教育者で、ばりばり働いてきた、頼りがいのあるお母さんだったようです。
教師を定年退職し、�