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11月の企業倒産、前年比2.5％減の693件 11月で26年ぶり低水準
民間調査会社の東京商工リサーチが８日発表した11月の全国企業倒産件数は前年同月比2.5％減の693件となり、３カ月連続で前年同月を下回った。11月としては1990年（633件）以来26年ぶりの低水準だった。金融機関が融資先の中小企業の返済計画の変更に柔軟に対応したり、財務内容に改善の兆しがみえる企業への貸し出しを増やしたりしていることが寄与した。
産業別では全10産業のうち５産業で倒産件数が前年同月を下回った。建設業が9.4％減、小売業が6.2％減とともに３カ月連続で減少。製造業の倒産件数は84件と今年で最も少なく、前年同月比で25％減った。一方で運輸業は今年最多の30件で、前年同月に比べ15.4％増えた。情報通信業は29.2％増、卸売業は7.3％増だった。
負債総額は前年同月比4.2倍の5944億8400万円で、２カ月連続で増えた。パナソニック子会社のパナソニックプラズマディスプレイが5000億円の負債を抱えて特別清算を申請したことが響いた。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕
日経新聞 2016/12/8 13:35
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