16/10/23 13:50:51.24 CAP_USER9.net
今年4月には熊本地震が起きたばかり(C)日刊ゲンダイ
URLリンク(static.nikkan-gendai.com)
21日午後2時7分ごろ、鳥取県中部の倉吉市や湯梨浜町で震度6弱(M6.6)の地震があった。死者の情報はないが、鳥取県内で約4万戸が停電し、家屋の倒壊も発生。一斉に緊急地震速報が流れ、3.11の恐怖を思い出した人もいたのではないか。今回の鳥取の地震が南海トラフの巨大地震につながる危険性を指摘する地震学者もいる。
つい最近まで、鳥取県は地震が多い地域ではなかった。ところが昨年9月、今回の湯梨浜町など県中部で13年ぶりに震度4が観測されると地震活動が活発化し、現在まで50回近くの有感地震が発生している。一体、何が起きているのか。
この地域の地殻変動に詳しい鳥取大名誉教授の西田良平氏(地震学)に聞いた。
「従来、山陰地方は地震の引き金になるとされる地盤の“ひずみ”がそれほど大きくないと考えられていました。ところが最近、京大防災研究所の西村卓也准教授がGPSなどを駆使した調査で、地中にひずみがたくさんたまっていることが分かりました。実はこの地域では過去に遡ると大きな地震が相次いで起きているのです」
死者が1083人に上った1943年9月の鳥取地震はM7.2。2000年10月の鳥取県西部地震ではM7.3が観測された。
今回の震源の東側には長さ約26キロの「鹿野-吉岡断層」、南側には約10キロの「岩坪断層」があるが、「未知の断層」が地震を引き起こした可能性もあるという。政府の地震調査委員会が、22日に臨時会合を開き、今回の地震と断層の関係を議論する。
■西日本での地震活発化は明らか
恐ろしいのは、今回の地震が南海トラフ巨大地震につながる可能性があることだ。
「南海トラフで巨大地震が近づくと、その数十年前から近畿から西日本にかけて地震が多くなることを過去の歴史が示しています。73年前の鳥取地震の前は、兵庫県北部でM6.8の北但馬地震(1925年)、京都府の丹後半島でM7.3の北丹後地震(1927年)など、大きい地震が立て続けに近畿地方を襲いました。そして1943年に鳥取地震が発生すると、その翌年にM7.9の東南海地震が起き、1946年にM8.0の南海地震が発生したのです。つまり、見方によっては、今回の鳥取県中部の地震を南海トラフ地震の予兆と捉えることもできます」(西田良平氏)
1995年の阪神・淡路大震災以降、西日本で地震が活発化しているのは明らかだ。00年の鳥取県西部地震、01年の芸予地震、07年の能登半島地震……。今年は4月に最大震度7の地震が2度も熊本を襲い、そのわずか半年後に鳥取で今回の巨大地震が発生した。
幸い、松江市にある島根原発や福井県の高浜原発などに異常はなかったが、実際に何かあってからでは遅い。どこ吹く風で営業運転を続けている鹿児島県の川内原発と愛媛県の伊方原発は即刻止めるべきではないか。
日刊ゲンダイ:URLリンク(www.nikkan-gendai.com)
前スレ スレリンク(newsplus板)
★1の立った日時: 2016/10/23(日) 08:41:40.79