16/08/28 09:52:25.02 CAP_USER9.net
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「小池さんが気付いちゃったら、どうしよう」―。NHK内部は戦々恐々らしい。組織を挙げての一大工事が、小池都知事の胸ひとつで頓挫しかねないためだ。
NHKは昨年6月、老朽化が進む東京・渋谷区の「放送センター」の建て替え工事を発表。移転・新築を断念して現在の敷地内で順次建て替える方針を決めた。着工予定は4年後の東京五輪終了後。最も古いもので築50年を超える建物が次々とピカピカに生まれ変わる計画だが、NHKがはじいた総事業費のベラボーな金額には腰を抜かす。
民放キー局の本社屋移転をもとに試算した事業費はナント、約3400億円。白紙撤回前の新国立競技場の総工費2520億円を軽く上回る。財源は皆さまの受信料だ。しかも、全施設の建て替え完了は2040年ごろまでかかる見込みで、実に建設期間20年に及ぶロングラン工事だ。その頃までには総工費が2倍、3倍と跳ね上がっても、おかしくない。
そのため、NHKは「建設積立金」と称して受信料をちゃっかり貯め込み、その額は今年度末には1400億円を突破する。籾井会長のハイヤー代や職員の高額給与だけでなく、イージス艦2隻分の建造費に匹敵する事業規模の金ピカ豪華社屋に受信料をブチ込むとはムチャクチャだ。
■東京都の規制がハードルに
何とか止める手だてはないのかと思ったら、実現には大きな壁が立ちふさがる。
いま使用している23階建ての「放送センター」の完成は約45年前。その後、現有地一帯を東京都が「第2種風致地区」に指定し、新規建造物の高さには現在「15メートル以下」という厳しい規制が存在する。
「その規制緩和が建て替えの大前提ですが、都との交渉は難航しているようです。籾井会長は昨年6月の発表時に『1年かけて基本計画をまとめる』と説明したのに、定例会見のたび先送り。今年5月は『大体1年と言ったので、1カ月の余裕は許してもらえるのでは』とし、6月は『7月いっぱいまでには』となった。その7月には『夏休み後』と言い出す始末です」(NHK事情通)
たとえ人気取りでも小池都知事が規制緩和を突っぱねれば、NHKの計画はオジャン。籾井会長の進退問題に発展しかねないが、はたして“目立とう知事”の判断やいかに。
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