16/08/02 14:39:03.57 CAP_USER9.net
飽食の時代に生きる私たちはカロリーは十分でも、足りない栄養がある。仕事に子育てに忙しい世代は特に、見た目が太めでも「栄養失調」になりがちだ。
気温35度の炎天下、 190センチ85キロのマサキさん(34)は小走りでコンビニへ向かう。「あった!」と小さくガッツポーズ。そのコンビニで最後の一つだった肉まんをゲットした。
「お肉と炭水化物が合体したものが食べたかった」
期間限定の「うま辛チキン」のじゃがりこも買う。
それで昼食を済ませようと思ったが、腹の虫がまだ騒ぎ、買いだめしてあるカップラーメンもすすった。
朝食はいつもコンビニのサンドイッチか、おにぎりと納豆。
「夕飯はチャーシュー大盛りのラーメンにするかインドカレーか、ケンタッキーにしようか思案中。毎日こんな感じですよ」
マサキさんは、システムエンジニアとして8年間金融機関に勤務した後、今は大学院生として研究に励む。妻も働いている。
「ここ何年も食生活は365日、ほぼコンビニと外食に依存している“超偏食”。夫婦共々、自炊はしません。
料理も食器洗いも時間がかかるし、コスパが悪くて“お得感”がない。体調?慢性的に疲れは感じていますが、みんなこんなもんでしょう?」
●放置すると貧血、脳梗塞
派遣事務職と文筆業を兼業している170センチ95キロのワタルさん(44)は、食べることと同じくらい読書が好き。
兼業のせいもあってとにかく時間がない。朝食ナシ、昼食は派遣先のデスクでコンビニ弁当か牛丼を2、3分でかき込み、飲み会のときは深夜に締めのラーメンも。
「このままいくとやばいという意識はある。でも健康診断の数値は悪くないし生活に支障はない。丁寧な食生活がいいことはわかるけれど、手間やお金がかかる。それなら、その時間やお金を読書に費やしたい」
『9割の人が栄養不足で早死にする!』の著書がある新宿溝口クリニック院長の溝口徹さんは、現代人の食生活に警鐘を鳴らす。
「最近『新型栄養失調』が注目されつつあります。栄養失調というと、食べ物が不足したガリガリ体形の人がなるイメージですが、新型栄養失調は、本人は十分食べているつもりでも、実はタンパク質やミネラル、ビタミンなどが欠乏している状態。
ダイエットを意識して動物性タンパク質の摂取を控えている人や、コンビニ弁当が常態化している人がなりがちです」
現代人の食生活は想像以上に乱れ、栄養バランスが偏っていると指摘する溝口さんは「40代以上の9割は新型栄養失調でしょう」と推測する。
前出のマサキさんやワタルさんはまさにその典型だ。時間がないので急いで食べたい、手軽におなかを満足させたいなどの理由で、丼ものや麺類などに偏ることが多い。
新型栄養失調は、肝臓で合成されて血液中に放出されるタンパク質「アルブミン」の数値低下(4.2g/dl未満)を目安に判断される。たとえカロリー過多でも栄養失調というところが「新型」のゆえんで、見た目にはわからないため「隠れ栄養失調」とも呼ばれる。
現状では体調不良が表面化していなくても、その状態を長く放置すると、貧血や脳出血、脳梗塞、結核、骨折といったリスクが高まる恐ろしい現代病の一つだ。
以下ソース
URLリンク(dot.asahi.com)
★1が立った時刻:2016/08/01(月) 23:16:46.62
【話題】コンビニや外食に頼る40代以上の10割は新型栄養失調…「貧血、脳出血、脳梗塞」といったリスクが高まる恐ろしい現代病の一つ ★2 [無断転載禁止]©2ch.net
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