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密着記者が見た都知事選 “野党統一”鳥越俊太郎氏の戦い
３１日投開票の東京都知事選挙。２１人の立候補者の中、世論調査で大きくリードする３人の選挙戦に記者が密着取材しています。今回は、“後出しジャンケン”が有利とも言われる都知事選で、告示２日前に立候補を表明した鳥越俊太郎氏の戦いです。【Ｎスタ ２８日放送】
「街頭演説は午後からという日程が多い鳥越氏。きょう最初の演説は午後４時から始まりました」（記者）
告示２日前に出馬を表明し、“究極の後出しじゃんけん”と言われた鳥越俊太郎氏。告示を過ぎてから慌ただしく選挙事務所を開き、野党の統一候補として選挙戦がスタートしました。
長い記者経験を生かし、「聞く耳を持っている」と、自らをアピールする鳥越氏。会場に訪れた人や視察に向かった場所で、「対話型」の選挙戦を展開します。
「７６歳？一緒じゃん」
「４月に入れない方５０人以上」
「そんなにいるんですか」（東京・世田谷区【２０日】）
この日訪れた保育施設で鳥越氏は、まるで記者として取材するかのように、職員や保護者から改善してほしい点などを聞き取っていました。
ところが、この視察を終えた後、記者団が一斉に鳥越氏を囲みます。週刊誌に鳥越氏の女性をめぐる記事が掲載されることになったのです。
「週刊誌で書かれていることは一切事実無根」（鳥越俊太郎氏【２１日】）
さらに、２８日発売の別の週刊誌にも記事が掲載され、鳥越氏の弁護団が２つの週刊誌を刑事告訴する事態となりました。
こうした中、鳥越氏の街頭演説には、民進・共産の幹部を初め、様々な人が応援に駆けつけています。
「今までの流れを断ち切るかどうか、刷新できるかどうか、それができるのは鳥越さん以外にいない」（民進党 岡田克也 代表）
巣鴨での遊説には、この人が・・・「今回皆さんが都知事に望んでいるのは、第一にクリーンさだと思う。そういう意味で鳥越さんに勝る人はいないと思う」（歌手 森進一さん）
７６歳と、候補者の中で最も年齢が高い鳥越氏。遊説の数が小池氏や増田氏に比べて、およそ３分の１にとどまることから、健康に関する点が指摘されることもあるが・・・
「（健康管理法でやっていることは？）食事と睡眠と運動、この３つをバランスよくきっちり取る。これが健康の基本。ダンベルやスクワットやったり腹筋やったりしている」
「（重点的に鍛えているところは？）全身ですね。あえて言えば下半身。カチカチでしょ。パンパンに張っていますよ」（鳥越俊太郎氏）
普段昼ご飯は食べないという鳥越氏ですが、選挙戦が始まってからは、必ず食べているものがあると言います。
「お昼は、おにぎり作戦と称して必ずおにぎりは１つ食べる。サケですね、おいしい」（鳥越俊太郎氏）
「がん検診１００％」（鳥越俊太郎氏【１３日】）
選挙戦序盤からガン検診の１００％を目指すなど、医療・介護の充実を掲げてきた鳥越氏。今週に入って、演説で、ある発言が目立つようになりました。
「東京都から２５０キロ圏内にある原子力発電所の停止。最終的には廃炉をするべく（電力会社に）申し入れを致します」（鳥越俊太郎氏【２６日】）
「私が一番申し上げたいのは東京都の非核都市宣言」（鳥越俊太郎氏）
反対運動が大きく広がった原発問題で、ほかの候補との違いを強調し、支持をさらに広げたい狙いです。
カギとなるのは、無党派層の票をどれだけ取り込めるか。鳥越氏は２８日の単独取材の最後にもこう訴えました。
「ぜひ３１日は投票に行ってください」（鳥越俊太郎氏）
URLﾘﾝｸ(news.tbs.co.jp)