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東北被災３県で自民全敗 震災５年、厳しい審判
参院選で、東日本大震災で大きな被害が出た岩手、宮城、福島３県の自民党候補が敗れた。震災から
５年余り。復旧・復興策を含む政府、与党の取り組みに被災者らが厳しい審判を下した形だ。
宮城と福島は改選数が減り、自民と民進両党の現職同士が激突した。
自民は、東京電力福島第１原発事故の影響が続く福島に力を注ぎ、安倍晋三首相や小泉進次郎農林部会長らが
現地入り。だが、現職閣僚の自民岩城光英法相は、野党統一候補の民進増子輝彦氏に僅差で敗れた。
宮城では、元教諭で、被災した子どもの心のケアの重要性を訴えてきた自民熊谷大氏が、共産、社民、
生活の各党が支援した民進桜井充氏と接戦の末、議席を失った。
岩手は、小沢一郎・生活共同代表の元秘書で、野党４党の推薦を受けた無所属新人の木戸口英司氏が
初当選。自民新人の田中真一氏は「一刻も早く復興を完遂させる」と訴えたが及ばなかった。
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