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福岡市中央区大名1丁目の貸しギャラリー「エンジョイスペース大名」で17日、1945年6月19日の福岡大空襲の犠牲者を悼む会があった。約20人の戦争体験者が集まり、黙とうをささげた後、当時の記憶をたどり、不戦を誓い合った。
大空襲の被害を語り継ぐことで戦争の風化を防ごうと、ギャラリーを運営する緒方徳重さん(72)が毎年この時期に開いている。
展示スペースには大空襲で焼け野原となった市街地の写真や当時の新聞記事などが並んだ。当時14歳だった女性(85)は「大勢が亡くなった旧十五銀行では半年ほど、遺体のにおいが残ったままだった」。家の床下の防空壕(ごう)に親と逃げたという男性(75)は「わが家は免れたが、同じような防空壕は火事になれば逃げられない。当時は無知だった」と振り返った。
戦争体験者の高齢化を踏まえ、会の様子が初めて撮影された。「戦争の証言者は年々減っている。後世に残したい」と緒方さん。平和授業の題材として小中学校への貸し出しを計画しているという。
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