16/06/14 04:25:25.80 CAP_USER9.net
就職情報大手リクルートキャリア(東京・千代田)は10日、2017年春卒業予定の大学・大学院生の6月1日時点就職内定率が、52.4%に達したと発表した。
経団連の採用選考指針では、6月1日に加盟企業の面接が解禁されたばかり。人手不足に対する危機感は根強く、企業が選考活動ペースを速めている。
リクルートキャリアは大学生・大学院生約9500人を対象に調査を実施し、1760人から回答を得た。同社は毎月、調査を実施しており、5月1日時点での内定率は25%だった。
内定率は月を追うごとに上昇するため、単純比較は難しいが、15年の面接解禁である15年8月1日時点は65.3%だった。
就職情報のディスコ(東京・文京)が6日発表した今年6月1日時点の内定率も54.9%に達した。
売り手市場のなか、企業は優秀な人材の確保を急いでいる。三菱商事は夕方に面接を実施したりIT(情報技術)を活用したりして、面接期間を昨年の半分に短縮した。
経団連に加盟する大手金融機関は10日までに、首都圏での新卒採用の予定数をほぼ全て確保。ある流通企業も面接期間を半減させる方針だ。
人材確保を急ぐのは、依然として人手不足が解消されていないことが背景にある。
リクルートワークス研究所の大卒求人倍率調査では17年3月卒は1.74倍と、リーマン・ショック前の2倍超には及ばないものの高水準が続いている。
さらに、経団連の指針とは別に採用活動が進められていることも大きい。指針に縛られない企業は先行して内定を出している。総合情報サイトのオ