16/05/17 01:43:35.75 CAP_USER*.net
電通は16日、2016年12月期の連結純利益(国際会計基準)が812億円になりそうだと発表した。決算期変更で前期が9カ月決算のため単純比較できないが、実質的に2%の減益となる。従来予想(7%増の889億円)から77億円引き下げた。為替相場が円高にふれ、海外事業を円換算する際の収益が目減りする。税負担が増えることも利益を押し下げる。
売上高に当たる「収益」の見通しは微減の8172億円と、従来予想から484億円引き下げた。約5割を占める海外事業はイタリアやスペインなどで新規顧客を獲得し、現地通貨ベースでの成長率見通しを引き上げた。ただ期初に1ドル=120円と置いていた想定為替レートを1ドル=106円に修正したため、海外事業の円建て収益は伸び悩む。
為替影響で営業利益見通しは3%増の1324億円と、従来予想から96億円引き下げた。
16年1~3月期の連結決算は収益が1%増の1995億円、純利益が65%増の172億円だった。2020年の東京五輪関連のスポンサー収入が伸びた。欧州やアジア地域での広告事業も好調だった。
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