16/05/06 16:28:20.22 CAP_USER*.net
「爆買い」が終焉したのか。それとも「アベバブル」が終わったのか―。デパートの売り上げが激減している。大手4社の4月の売り上げは、全社そろって前年比減少した。なかでも宝飾や時計など高額品の売り上げが落ち込んでいるという。たとえば、三越伊勢丹の3旗艦店(新宿、日本橋、銀座)は宝飾・時計の売り上げが20%も減っている。
免税売上高がマイナスになったことが響いたという。
「中国政府は、中国国内での消費を促すために、爆買いにブレーキをかけようと4月8日、海外で買ったモノにかかる関税率を引き上げています。腕時計の税率は30%から60%に引き上げられた。日本のデパートの4月の売り上げがダウンしたのは、爆買いにブレーキがかかったのが要因でしょう。もう、この先、爆買いは期待しない方がいいと思う」(民間シンクタンク研究員)
デパートの売り上げがダウンしたのは、「アベバブル」がはじけた可能性も高い。
経済ジャーナリストの荻原博子氏がこう言う。
「爆買いの減少がデパートの売り上げをダウンさせたのは確かでしょう。でも、中国政府の政策というより、“円安誘導”というアベノミクスが破綻し、為替が円高に振れたことの方が大きいと思います。この数年、訪日客が増えたのは“円安”だったからです。アベノミクスが失敗し、再び“円高”に戻ったら当然、爆買いも減少します。さらに、国内の富裕層が買い控えに転じたのだと思う。日銀が“マイナス金利”を導入したことは大きかった。マイナス金利という響きは、どうしてもネガティブに聞こえます。自分たちの預金が減らされると不安になった富裕層もいたはずです」
デパートの高額商品が売れなくなる一方、「100円ショップ」などの激安店の出店が再び急増している。アベノミクスが失敗に終わり、日本は再び「デフレ」に逆戻りしはじめている。
URLリンク(www.nikkan-gendai.com)