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平成27年度(27年4月~28年3月)の訪日外国人旅行者数が2千万人を突破したことが19日、関係者への取材で分かった。26年度(約1467万人)比で約1・4倍も増えた。27年通年ベースで2千万人は目前だったが、今年に入っても中国人客らが春節(旧正月)休暇に多く来日するなど増加ペースを維持した。
日本政府観光局(JNTO)が20日に推計値として公表する予定だ。
関係者によると、訪日客数は昨年1~12月に1973万7千人となった以降も、28年1月が前年同月比52%増、2月も36%増と大幅プラスで推移した。3月も中国人客などを中心に前年水準を上回った。
アジア地域をはじめとする周辺諸国の経済成長に加え、アベノミクスによる円安効果により、海外の訪日旅行需要が拡大。地方空港での国際路線の乗り入れが進んだことに加え、政府がビザ発給要件の緩和や消費税免税制度の拡充などのインバウンド対策を打ち出したことも奏功した。
安倍晋三政権は、3月下旬にとりまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」で「32年に4千万人」「42年に6千万人」という新目標を設定した。
2016.4.20 05:00
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