16/04/07 16:13:23.27 CAP_USER*.net
爆買い中国人の席巻はいまや世界中で起こっているが、各地でさまざまな“軋轢”を生んでいるのは周知の通り。とくに最近、話題になっているのがビュッフェでの「爆食」だろう。2016年3月に報じられた「エビ爆食事件」では、外国人はもちろん、中国国内からも批判の声があがったことは記憶に新しい。タイの海鮮レストランのビュッフェを訪れた中国人観光客が我先に大量のエビを奪い合うようにすくいあげるシーンが動画サイトにアップされ、世界中に報じられたのだ。しかも彼らは大量にエビを食べ残した(その後、動画は3年前に撮影されたものと判明)。
こうした爆食の被害は日本でも起こっている。『産経新聞』によると、2月28日に福岡県内の食べ放題レストランで中国人ツアー客30人が制限時間を守らずに注文を続け、店側が応じなかったことから中国人ツアーガイドが店員に暴行し、逮捕される事件があった。これ以外でも、ホテルの朝食ビュッフェで中国人観光客が食べきれない量の飲食物をとり、残したり、昼食用に容器に詰める例が各地で報告されており、日本の飲食・ホテル業界は彼らのこうした行為に悩まされている。
「中国人ツアー客を受け入れる一部レストランでは、15年頃からビュッフェ形式をやめて注文制にして時間稼ぎをしたり、ついたてで囲って中国人専用スペースを設け、料理・食材の質を下げたり、メニューを絞る作戦に出るところも出てきています。とくに関西ではこうした傾向が広まりつつあるようです。いまパックツアーで日本を訪れる層は内陸部の中間層の中高年でお世辞にもマナーはよくない。壮絶な生存競争を体験している世代なので、ビュッフェのような『取ったもの勝ち』の世界では、ついつい本能的に動いてしまうのでしょう。僕らのような若い中国人からすると彼らの思考回路は狂ってるとしかいいようがない」(都内でツアーガイドをする20代の在日中国人)
一方で、爆食で最大の“被害”を蒙っているといわれるのがクルーズ船だ。香港紙『東方日報』(3月23日付)によると、地中海のクルーズ船会社は中国人乗客のあまりの食べっぷりに怒り、そして困り果てているという。長時間、集団でダラダラとしゃべったり、かけトランプをしながら食事をするため、朝食・昼食・夕食の間が途切れることはなく、一日中食事をサーブし続けなければならないというのだ。上陸地での爆買いで浪費するため、船内では安い食べ物やビュッフェしか利用せず、クルーズ船の利益率が圧迫されているのだという。
「欧米や日本人からのクレームが多いので、クルーズ船各社は、中国人観光客の急増に対し、さまざまな対応をとっています。まずブッフェレストランのキャパを縮小し、通常レストランのスペースを増やす。そうすれば中国人はビュッフェで食事をとって、部屋で食べるようになりますからね。また、スパやバーを潰してしまい、中国人専用のビュッフェを作る船もあるそうです。あえて中国人しか食べないお粥や火鍋がメインの中華レストランを作ってしまい、実質、中国人を“隔離”しようという作戦です。こうでもしないと、クルーズ船から中国人以外の客が逃げてしまいます」(クルーズ船事情に詳しい旅行ライター)
各地で物議を醸す中国人観光客だが、一方で30代以下の若い層は台湾や香港の観光客と大差なくお行儀もいい。傍若無人でマナーの悪い層がいなくなれば、世界の見る目も変わってくるかもしれない。
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