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世界経済の成長率見通し、下方修正へ IMF専務理事表明
2016/4/5 18:43
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【ワシントン=共同】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は5日、ドイツのフランクフルトで
講演し、中国の景気減速や原油価格の低迷で「世界経済の見通しは一段と悪化した」と表明した。
今月中旬に発表する最新の経済見通しで、2016年の世界全体の成長率を今年1月時点の
3.4%から下方修正する方針を示した。
不透明感が強まる世界経済への対処は、今月14~15日に米首都ワシントンで開かれる20カ国・
地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の主要議題となる。
ラガルド氏は「金融システムの安定性が揺らぐ恐れも高まっている」として、各国に財政出動を
伴う景気対策や金融緩和の継続など「断固たる措置」を取るよう求めた。
日銀のマイナス金利導入については「警戒が必要な副作用がないわけではないが、
(景気対策として)総じてプラスだ」と評価した。「米連邦準備理事会(FRB)が明らかに利上げの
ペースを緩めたことは歓迎すべきだ」とも指摘した。
ただ「金融政策だけで景気を回復させることができないのは明らかだ」と強調。ドイツや中国を
念頭に、財政に余裕ある国は財政出動に踏み込むよう求めた。構造改革の加速も各国に
要請した。
3月に起きたベルギー連続テロやパキスタン東部ラホールでのテロにも触れて「世界は
(テロに)立ち向かわなければならない」とし、国際社会の結束を訴えた。