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【社会】小さな探知機、大きな安心 認知症の高齢者ら見守る - 暇つぶし2ch1:孤高の旅人 ★
16/04/02 16:01:26.53 CAP_USER*.net
小さな探知機、大きな安心 認知症の高齢者ら見守る
2016年4月1日16時28分
URLリンク(www.asahi.com)
 福岡のベンチャー企業が生み出した電波式の探知機が介護の現場に広がりつつ
ある。名前は「ヒトココ」。認知症の高齢者など、行方が分からなくなった人を効率的に
見つけ出す装置だ。軽くてバッテリーが長持ちするという特性を生かし、山岳救難の
現場でも導入が進む。
 ヒトココは親機が子機の電波をキャッチし、離れた場所にある子機を探し出す。
親機の液晶画面には、子機との距離や子機がある方角が表示される。子機に近づく
ほど大きくなる電波強度も示される。認知症の患者や子どもに子機を持たせておけば、
行方が分からなくなった時に親機を使って探索ができる。
 GPSが機能しにくい地下街や建物の中でも位置を絞り込める。市街地では最大
数百メートル、見通しのよい場所では約1キロ程度離れても探知できる。子機の大きさは
6・3センチ×4センチ、重さは約20グラムと手のひらに収まるサイズ。充電式電池が
1~3カ月と長持ちするのも特徴だ。
 開発したオーセンティックジャパン(福岡市)の久我一総(かずふさ)社長(38)は
「姿が見えなくなってもすぐに見つけることができるので、認知症患者や幼い子どもが
いる家族の不安やストレスを軽減できる」。
 開発のきっかけは、自身の経験にある。家電メーカーに勤めていたころ、祖母(88)が
認知症になった。徘徊(はいかい)が続き、家族だけでは見守りきれない。そこで考え
ついたのがヒトココだった。退職後にベンチャー企業を立ち上げると、軽量化や
バッテリーの改良を重ね、2014年1月に発売。抵抗なく身に着けてもらえるよう、
「御守(おまもり)」と書いた専用袋も用意した。
 福岡市や長崎県松浦市、鹿児島県霧島市など各地の自治体や介護施設で導入され、
昨夏からは介護保険が適用されて、月額数百円程度でレンタルできるようになった。
 山岳救助の現場でも導入が進んでいる。約5万5千人が加入する日本山岳協会
山岳共済会では、昨年4月から会員を対象に親機と子機のリースを始めた。
 日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構副理事長の渡辺輝男さんは「登山者は
少しでも荷物を軽くしたいので、負担にならない大きさは重要。ヒトココが普及すれば、
救助の大きな手がかりになる」と話す。


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