16/04/02 03:39:25.79 CAP_USER*.net
【余市】積丹半島を代表する奇岩で町指定文化財でもあるローソク岩の先端の一部が欠けていることがわかり、地元で話題となっている。少し平たんな形状に見えていた角度からも、今では鋭くとがった刃先のような形になった。町は「岩の一部が劣化して崩れたのではないか」とみている。
ローソク岩は町内豊浜町の沖合約500メートルの海上にそそり立ち、高さは46メートル。毎年5月下旬ごろになると、雲のない晴れた早朝に岩の先端部分に太陽が重なり、灯がともったような幻想的な光景が見られることで知られる。
3月中旬、町職員が豊浜地区の国道を車で走っている時に、岩の先端部分の形状が変わっていることに気付いた。ローソク岩は火山活動の噴出物がつくるハイアロクラスタイトというもろい性質の岩でできており、これまでにも何度か崩落を繰り返してきた。
直近では1940年(昭和15年)の積丹半島沖地震(マグニチュード7・5)でほぼ半分が倒壊し、現在の形になったといわれている。
町商工観光課は「冬の間に欠けたと思われるが、大きく倒壊したわけではないので、当面は様子を見たい」と話し、定期的に観察して変化がないか調べていく方針だ。長年にわたりローソク岩を撮影してきた道写真協会余市支部顧問の金子勝彦さん(83)は「岩には大きな割れ目があるので、崩れる日が来るとは感じていた。形が変わるのも自然が織りなすもの。その変化を写真に収めるのも醍醐味(だいごみ)だ」と話している。(山崎弘文)
・先端が欠け、とがった形状となった現在のローソク岩(右)と、先端が欠ける前のローソク岩(左)=2014年7月
URLリンク(dd.hokkaido-np.co.jp)
北海道新聞 04/01 07:00、04/01 14:56 更新
URLリンク(dd.hokkaido-np.co.jp)
依頼538