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広域地方計画に四国新幹線 国交省、初の「検討課題」
2016/3/30 6:00
URLリンク(www.nikkei.com)
国土交通省は29日、今後10年の四国地域の活性化策など将来展望を描いた
「四国圏広域地方計画」を決定した。基本計画にとどまっている四国への新幹線導入を
検討課題として初めて盛り込んだ。国交省は地元自治体とも協力しながら計画を推進
していく。
計画は発展の目標として、南海トラフ巨大地震への対応や産業集積による競争力
強化など5分野を挙げた。このうち個性ある地域づくりの中で、広域交通ネットワークの
整備として「新幹線整備にかかる基礎調査が行われるなど、鉄道の抜本的高速化が
長期的な検討課題」と位置づけた。
四国地方整備局の石橋良啓局長から決定通知を受けた四国圏広域地方計画
協議会の千葉昭会長(四国経済連合会会長)は「オール四国の官民が将来を見据え、
精力的に議論を重ねてきた。総意ともいうべき新幹線が反映されたことは画期的」と
具体化に期待した。
現行の四国圏広域地方計画は2009年8月に策定。昨年3月以降は、国の地方部局や
四国4県の自治体、四経連などで協議し、観光振興のほか、災害や人口減対策を
盛り込んだ計画原案をつくっていた。