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埼玉・朝霞市の少女誘拐事件で、男の計画性が、さらに浮き彫りになった。保護された少女が、監禁された千葉市のアパートに「車のナンバープレートが1組あった」と話していることがわかり、男が、ナンバープレートを付け替えて、犯行に及んだ疑いが出てきている。
カッターナイフで自殺を図り、今も入院中の寺内樺風(かぶ)容疑者(23)。
治療を受けている静岡・伊豆の国市の病院には、30日、大宮ナンバーの車が入った。
事件を捜査している埼玉県警の捜査員とみられる。
逮捕の時が近づいているのか。
保護された少女は「寺内容疑者と外出するときは、手をつながれていた」と話している。
寺内容疑者に支配され、2年近い監禁生活を強いられた少女。
その証言から、犯行の計画性がまた1つ明らかになった。
保護された少女は「車のナンバープレートが1組あった」と話している。
当時13歳の少女を車で連れ去り、千葉市内にあるアパートに監禁した寺内容疑者。
少女によると、アパートには、車のナンバープレートが1組置かれていたという。
警察は、寺内容疑者が、ナンバープレートをつけ替える偽装工作をしたうえで、犯行に及んだ可能性が高いとみて、押収した車の検証を進めている。
少女の名前を事前に調べるなど、周到に準備して犯行に及んだとみられる寺内容疑者。
大学の友人は「飲み会もそうですし、合宿も、そのまま参加していたりしていたので。(いつ、何泊だった?)去年の9月に、2泊3日で。(ずっと合宿にいたのか?)そうですね」と話した。
少女を誘拐した後も、友人との飲み会や、大学の合宿にも参加。
少女が逃げることはないと確信していたのか、長時間、1人でアパートに残すこともあったという。
一方、近くの商店では、少女が1人で買い物をする姿が、たびたび目撃されていた。
少女が来た店の店員は「わたしが見たのは1人ですね。グミとか、ちょっとしたお菓子。必ず、週1回は見たような気がします。全然、普通でしたね。この子ちょっとおかしいなというのは、全然なかったと思います」と話した。
保護された少女は「脱出する前日にも、脱出を試みたが、断念した」と話している。
ここ最近、脱出するチャンスをうかがっていたという少女。
助けを求めるときのために、中学校の生徒手帳と、小銭を隠し持っていたという。
一方、静岡・伊東市に逃走後、自殺を図り、身柄を確保された寺内容疑者。
買い物のレシートの裏に、ボールペンで書かれたメモを所持していた。
書かれていたのは、「大変な事件を起こしてしまった」という言葉だった。
寺内容疑者の容体は安定しているということで、警察は、退院を待って逮捕する方針。
ＦＮＮ 03/30 23:55
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