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日立、高萩、北茨城の3市は4月1日から、日立製作所日立総合病院(日立市)と協力して、医師が緊急現場に向かうためのドクターカー「ラピッドカー」の運用を始める。現場への到着時間が短縮され、救命率の向上が期待されるという。
ラピッドカーは機動性に優れた四輪駆動車タイプで、悪路や狭い道も進むことができる。日立総合病院の救命救急センターに常駐し、緊急車両の運転経験がある消防職員OB3人が、運転員として交代で待機。365日いつでも出発できる態勢を整える。
心肺停止などの重篤な患者がいる場合に、3市の消防本部から要請を受けて、救急医や看護師が必要な資器材を持って現場に向かう。既に救急車が患者を乗せて現場を離れたケースに対応できるように、3市内の公共施設の駐車場など約40か所を合流場所に指定した。
当面は日立市消防本部の緊急車両などを使用し、6月頃にラピッドカー専用の車両に切り替える計画だ。
24日には、日立総合病院でラピッドカーの運用に関する協定の締結式が行われた。日立市の小川春樹市長は「連携を深めて安心して暮らせる地域を作りたい」とあいさつ。高萩市の小田木真代市長は「多くの命が助けられ、元気に回復して暮らせる一助になる」、北茨城市の豊田稔市長は「病院の先生に早く診てもらえるようになる。こんなにいいことはない」と期待した。
読売新聞 2016年03月30日
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