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2016年3月29日20時9分
弁当チェーン「ほっともっと」の店長だった男性(当時30)がうつ病を患って自殺したのは、長時間労働などが原因だとして、長野市の男性の父親(70)らが29日、
弁当チェーンを展開する「プレナス」(福岡市)に対し、約9394万円の損害賠償を求める訴えを長野地裁に起こした。
原告側代理人の一(いち)由(よし)貴(たか)史(し)弁護士によると、男性は2010年4月に同社に正社員として入社し、同12月に三重県内の店舗に異動。
11年3月ごろから精神的に不安定になり、同7月に店舗内で首をつって亡くなった。
会社のパソコンの履歴や勤務管理表、妻にあてたメールなどから、男性が亡くなる前の半年間の時間外労働は、月に110時間35分~274時間29分にのぼっていた。
また、上司から「(売り上げが伸びなかったら)死刑にします」「死んでください」などの内容のメールが、男性に送られていたという。
プレナスの担当者は「訴状が届いていないので、コメントは差し控えたい」としている。(関口佳代子)
関口佳代子
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