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外国人実習生失踪 依然多く
03月18日 08時05分
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
日本で働きながら技術を学ぶ「外国人技能実習生」が実習先の企業などから失踪
するケースが相次いでいる問題で、四国４県では、去年１年間に２４０人余りが
失跡したことが法務省のまとめでわかりました。
「外国人技能実習制度」は、途上国の人材育成を主な目的に外国人が最長で
３年間、日本で働きながら技術を学ぶ制度ですが、実習先の企業や団体から
失踪するケースが問題になっています。
法務省のまとめによりますと、去年１年間に四国４県では、２４２人の実習生が
失跡し、実習制度がはじまった平成２２年以降、おととしに次いで２番目に多くなった
ことがわかりました。
国籍別では、▼中国が１５８人と最も多く、続いて、▼ベトナムが５９人、
▼インドネシアが６人、▼フィリピンが５人などとなっています。
失踪が増える背景には、▼受け入れる日本側の賃金や労働環境などの待遇面に
問題があることや▼技能実習生がより高い賃金を求めて違法に転職することなどが
あるとみられています。
法務省は、「最近は、ＳＮＳや、日本で開かれる国際交流の催し会場での勧誘など、
技能実習生が安易に失踪できる状況が広がりつつあり、入国後の監理が難しい。
受け入れ側は、技能実習生の適性をよく見極めて入国させてほしい」と話しています。