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2016.3.7 07:41
中高一貫校や大学を運営する学校法人「嘉悦学園」(東京都江東区)で昨年12月、当時の理事長ら創立者一族に対する不正支出疑惑が発覚した問題で、
同学園による不正支出額が平成27年までの過去5年間で約1億円に上ることが6日、関係者への取材で分かった。
第三者委員会が最終報告書にまとめ、同学園は前理事長らに返還を求める。近く記者会見を開き、説明する見通し。
関係者によると、嘉悦克(こく)前理事長は公用車で通勤していたのに「通勤手当」名目で計約120万円が支出されていたほか、
「入試手当」名目で計約105万円の支出もあった。このうち100万円は「入学定員を確保した」という理由付けだった。前理事長に対する不正支出は総額で計約4500万円に上った。
また、特別顧問に就任していた前理事長の母と妻に対しても、勤務実態に見合わない報酬が計約5200万円支出されていた。
前理事長の長男で当時の常務理事にも渉外費や旅費交通費などとして計約112万円の不正支出が確認された。
第三者委が不正支出と認定した総額は計約1億円に上ったが、昨年11月に亡くなった前理事長の母に対する支出分約1300万円は、
本人の死亡を理由に学園側が前理事長らに返還請求する対象からは外された。
嘉悦学園の創立者一族に対する不正支出問題は、昨年9月に情報提供を受けた文部科学省が学園側に調査を指示。
これまで2度結果報告されたが、いずれも不十分として文科省が再調査を求め、学園側が第三者委員会を設置して調べていた。
問題発覚後の昨年12月、前理事長は理事長職を解任され、文科省への報告を行うなどした長男も常務理事を辞任した。
同学園のホームページに掲載されている資金収支計算書によると、同学園はこの数年間は国や自治体から年計6億円前後の補助金を受け取っている。
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