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安倍首相補佐官の暴行を元秘書が実名告発
2016.03.02 16:01
URLリンク(shukan.bunshun.jp)
安倍首相の補佐官を務める河井克行衆議院議員(52)が、秘書に暴行を働き、
刑事告訴されていたことが発覚した。
「河井氏は当選六回で広島県選出。昨年十月より首相補佐官として、日本政府の
立場を諸外国に説明するスポークスマン的役割を果たしています。今年一月には、
安倍首相の特使として、慰安婦問題をめぐる日韓合意を米国政府関係者に説明する
など、『地球儀を俯瞰する外交』を掲げる安倍政権のキーマンの一人です」(政治部記者)
だがその河井氏には、“裏の顔”があった。
「秘書や役人に対するパワハラがヒドい。霞が関では、『河井=役人を怒鳴る政治家』
という位置づけですが、秘書が次々と辞めることでも有名です」(同前)
小誌が取材を進めると、「あの人(河井氏)だけはどうしても許せない」という男性に
出会った。男性の名前は中村秀雄氏(74)。1999年の4月から7月にかけて河井氏の
秘書を務めた人物だ。
「あの人は私が運転していると、運転の仕方や言葉づかいが気に入らないと、
『このやろう』と罵声を浴びせて、ハンドルを握る私の左腕を蹴りまくるのです。
毎日のように蹴られました」
中村氏が取り出した一枚の写真には、左上腕部を痛々しいアザに覆われた当時の
姿が写っていた。診察の際、看護師に撮ってもらったものだという。さらに選挙に
おける対立候補のポスターを剥がすことを河井氏に強要された中村氏は、秘書を
辞めることを決意。先の暴行事件について告訴状を提出して、広島県警に受理された。
だが中村氏は、退職後、河井氏のポスターをカッターナイフで切り裂いたとして、
器物損壊で現行犯逮捕されてしまう。
「私にはどうしても我慢がならなかったんです。今となれば、自分がやった行為に
ついては深く反省していますし、私が逮捕されたことで、告訴した暴行の件も立ち消え
になってしまいました」
河井氏は弁護士を通じて〈(河井氏が)事務所に勤務していた者らに対し、暴力を
振るった事実はありません〉〈(河井氏の)暴力により中村氏が怪我を負った事実も
ありません〉と回答。だが、小誌記者が改めて河井氏に国会内で、「被害者がウソを
ついているのか」と尋ねても、目を合わせることなくこれを無視した。河井氏に
日本政府の代表として外交を担う資格はあるのだろうか。