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訪問希望先福島が東北トップ アジア8カ国・地域の外国人旅行調査
福島民報 2月4日(木)9時56分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
アジア8カ国・地域の海外旅行経験者は3人に1人が福島を知っており、東北の
訪問希望先のトップだった。日本への旅行で不安材料だった東京電力福島
第一原発事故による放射線の心配は年々減少しており、日本政策投資銀行
東北支店は「福島にはもっと訪日外国人を取り込む要素がある」と分析している。
調査は同行が昨年7月に韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、
マレーシア、インドネシアの海外旅行経験者計4111人を対象にインターネットで
実施した。東北の都市の選択肢は青森、岩手・平泉、仙台・松島、福島とした。
福島は認知度が31・9%と東北で最も高く、訪問意欲も4・9%と青森と並んで
トップだった。ただ、東京や大阪などの大都市と比べると大きな開きがある。
日本旅行の不安材料として「放射能の安全性に関する情報が分からない」は
27・0%と、前々回(平成25年)調査の32・7%より減少。「放射能による健康被害が
心配」も前々回の43・2%から36・1%に減った。一方、「公共交通機関の利用方法や
ネットワークが分からない」「言葉が通じるか不安」は増加傾向にある。
東北訪問経験者が宿泊施設に求めるのは広い温浴施設(露天風呂など)、
地元の料理や酒などの充実だった。不満に感じたのは買い物場所の少なさ、
クレジットカードの利用しやすさ、免税制度の使いやすさなど。
東日本大震災と原発事故から間もなく5年となる。東北支店の仲倉修企画調査
課長は「行きたい日本の観光イメージは桜、雪景色、紅葉が上向き。福島には
資源がある」とした上で、「外国人の意見を踏まえ『福島を知っている』を『福島に
行きたい』に変える工夫が大切」と話している。